米国科学雑誌「PLOS ONE」

田中章仁大学院生、櫻井講師の論文が、米国科学雑誌「PLOS ONE」に掲載されました。

タイトル:
Efficient and reproducible myogenic differentiation from human iPS cells: prospects for modeling Myoshi Myopathy in vitro

この論文において、我々はこれまで困難であった、ヒトiPS細胞から骨格筋細胞を効率良くつくりだすことに成功しました。
また非常に再現性高く(何度やってもどんな細胞でもうまくいくこと)骨格筋細胞を作り出すことができるため、三好型筋ジス
トロフィーの患者さま由来のiPS細胞からも骨格筋細胞を作り出すことに成功し、病態の一部を再現することに成功しました。
この成果は、ミオパチー、筋ジストロフィーなど他の筋疾患患者さまからのiPS細胞を用いた病態研究を加速するとともに、
三好型筋ジストロフィーに対する創薬スクリーニング研究へと発展してゆくと期待されています。
詳細はCiRAホームページ内ニュースの項を参照して下さい。
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/130424-073000.html